日曜日の昼下がり、初めて訪れる公園でぶらぶら歩いていました。娘はパパと手を繋いで。息子は謎の踊りをおどりつつ、みんなでぶらぶら。
娘は大好きなパパに楽しそうに話かけます。
話の内容はほとんどがおもいつきです。
おもいついた言葉が次から次へとでたらめに娘の口から出てきます。
この公園うるさいね。おなかすいた。あ、なんか虫がいるね。
娘はまだ9才。適切な話題をチョイスして、正しいコミュニケーションを
測れるようになるにはまだまだ時間がかかるようです。
で、デタラメに娘の口から出た言葉がよりによって、
「パパ、酢飯くさいね」。
そのとき、娘とパパの横を、若いぴっちぴっちのギャル3人組が通り過ぎました。
3人組のうちのひとりが娘の言葉をばっちり聞いたようで、
腹を抱え腰を折って、苦しそうに大爆笑していました。
ハッと、笑うお嬢さんを見つめるパパ。
声を押し殺しながらひーひー笑いながら通り過ぎていくお嬢さんの
後ろ姿を見つめながら、悲しそうな瞳のパパ。
「オレがこんな屈辱を受けているときに君は嬉しそうだな」。
夫に毒づかれても、なんだか面白くて、腰を折って笑う私でした。