喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

人生初、胡蝶蘭

今日は、母の日だったのです。

すっかり忘れてたね。もう、コロナコロナでマスクバブル崩壊、よっしゃ!って、そんなことばっかり気になって。

 

息子から母の日のプレゼントをもらいました。

 

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胡蝶蘭!

なんで?カーネーションじゃないの?

 

「え、だって胡蝶蘭、可愛いじゃん」と、息子。

「母の日だからさ、どこもカーネーションばっかりでさ、5軒回ってようやく胡蝶蘭手に入れたよ」って。

 

息子よ、よくこの近所の花屋さん5件も知ってたな。そっちのほうが驚くよ。

 

いや、嬉しいですよ。胡蝶蘭なんてもらったの、初めてだもん。

銀座のママでも、舞台初日でも、そうそう貰えないよ。

 

本当に嬉しいのだけれど、こんな高いもの買ってとか、バイト代ちゃんと貯金してるかとか、いつものようにガミガミ言いそうになったのだけれど、今日は結構我慢して、喜びだけ受け止めました。

 

ありがとう、本当に嬉しいよ。

って、息子に言うと

「この鉢を抱えて歩いていると、道行く人という人が温かいまなざしで見つめてくれて、親孝行の誉れを貰ったよ。こっちこそ、ありがとう」

だと。

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そりゃ、私も、息子ぐらいの男子が「おかあさんありがとう」って書いてある大きな鉢を母の日に抱えて歩いている姿を見たら、温かい気持ちになるし、なんて親孝行な息子さんなんだろう、って思うわな。

 

まあ、とにかく、ありがとう。

胡蝶蘭の世話をするのは初めてだけど、息子の世話より手を焼かないと思うよ。

 

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実の息子に花をもらって喜んでいたら、大河ドラマで、斉藤道三役のもっくんが実の息子に切られて死んじゃうシーンだった。ドラマのワンシーンだけれど、史実だし、切ないね。