喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

土井勝の焼きなます。

おせち料理作り終了!

 

関西人の味の基本は全て、土井勝、どいまさる。ひらがなで書いちゃう。

おせちも土井勝先生の味。なんかね、土井勝語りだすと長くなるのでやめとく。

ワタクシ、めっちゃ尊敬してる、尊敬してる理由書くとめっちゃ長くなるからやめとく。

母も土井勝、ワタクシも土井勝。で、うちの娘も私の味を真似するので、遺伝子レベルで土井勝先生になってる。

 

私の記憶が確かなら10代のとき、土井勝先生がテレビで「おせちのなますって、あんまりおいしくなでしょ~、だからね、焼きなますにしました」。

って、いいの?おせちの伝統とかそういうの?と、子ども心に思いました。

 

そもそも母が食いしん坊だったので「なますなんか作りたない」と言って、母のおせちに、なますは存在しませんでした。

 

で、気が付いたら35年以上、この焼きなます作ってます!

毎年毎年、コレ作んなきゃお正月が来ない。

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紅白なますと違って、レンコンと軽く焼いた油揚げとゴマが入っとります。

 

で、なますなのになんで、ニンジンやダイコンの形がバラバラかというと、お雑煮用やお煮しめ用に型を抜いたあとのダイコンやニンジンを使っているから。

レンコンも切り損なうと割れちゃうので、お煮しめ用に切り損なった形の悪いレンコンを利用できるので、一石二鳥。

このバラバラの野菜を使うのは、土井勝先生のレシピとは違うんですが、家庭料理の良さって、見栄えとかじゃないので、土井先生も「そらええですな」とか、言ってくれると思う。たぶん。

 

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こういう型抜いたあとのダイコンを利用。足りない分は切る。

分量も適当。「中華鍋一杯分」って決めてる。

作り方は簡単。

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細切りのニンジン、大根、レンコン、軽くあぶって細切りにした油揚げを熱したフライパンにごま油でジャ~と軽く炒める。しんなりしなくていいの、なますだから。そこに砂糖、酢、醤油(薄口だと仕上がりキレイ)入れて、刻んだ柚子の皮と、白ごまをお好きに投入して終了。

一日置くと、味がしみしみでめっちゃ美味しい。レンコンもシャキシャキで美味しい。焼きなますは、絶対に残らない。だって、めっちゃ美味しいんだもん。

 

30年以上作ってるから、絶対、土井先生のレシピとは違っているんだけど、でも家庭料理だから良いの。自分と家族が好きな味になれば。

 

でも、ときどき、あれ?これホンマに土井勝先生のレシピやったけ?善晴先生のほうやったんちゃうか?と、勘違いすることが多くなっている。

 

 

まあ、35年以上作ってるから、しゃーないね。