喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

宮本縦横無尽を観終えて渋沢栄一を想う。

イエ~イ。楽しみしていた宮本浩次さんのバースデイライブ。

会場には行けないけど、ライブ配信女子会。コンサート会場に居ては絶対できない、ワインを開けながら。現地に行けないけれど別の楽しみもあるね。

f:id:suzume-kitakiri:20210613224204j:plain

でね、このコロナ禍で、ものすごい沢山の人々が生活が出来ない状況に陥ってる。

エンタメ業界は真っ先だよ。昨年知り合った音楽プロデューサーの方は、全ての仕事が吹っ飛んで泣いていた。公演を中止せざるを得なかった劇団も大赤字だよ。

 

こんな時に、芸術や音楽や舞台や人が集まって楽しむのは不謹慎だと。

不謹慎だと言うのは簡単だ。だが、全ての人々には生活がある。

コンサートやライブ会場の人々はお行儀よく、声も出さずにコンサート楽しんでいる。

毎日通うスーパーめっちゃ混んでて、感染リスクでいうと、高い。

電車だって、もう、みっちみちじゃん。

 

 

オリンピックはやるけど、音楽フェスは中止してくれだと。

 医療関係者の気持ちもほんと、よくわかるけど、納得いかないね。

 

 宮本浩次さんのバースデーライブ、てっきりソロの音楽だけやるんだと思ってたら、ソロ曲、コラボ曲、エレカシ曲、みんなのうた、マジで縦横無尽だった。

 

で、コンサートがあるとグッズも売れる。普段、3000円のTシャツを買わない人々が好きなミュージシャンのグッズにお金を落とす。

経済が回る。経済が回るというのはたくさんの人々の生活を支える。

 

これはなにも宮本さんのコンサートだけのことじゃなく、日本中のミュージシャンや演芸に生きる人々が芸を磨いて多くの人に幸福な時間を提供して経済を回す。

 

だが、不安な時代に楽しむのは不謹慎だと、同調圧力に屈して、言い張る人々も、ましまし増量中。

 

でだ、友だちと二人で配信ライブ、めっちゃ楽しんだ。

 

f:id:suzume-kitakiri:20210613230227j:plain

名曲「冬の花」を歌い終えて、会場に降り注いだCGじゃない、物理的な花びらを拾ってほっぺに張り付ける、おじさんの宮本さんに、おばさんの女子ふたり、絶叫!なんという、ファンサービス。

かわいい~!慌てて、写メる。ちなみに「写メ」という言葉はすでに死語だ。

f:id:suzume-kitakiri:20210613230628j:plain

毎月、死に物狂いの稼ぎが預金通帳というトンネルを抜けて、子どもの学費というマンホールに落ちて行く。子は、そこそこ立派に育ち、子育てを終えたマダム層が、少し自分の為に小銭を使えるようになった。だから、CDも買う。経済が回る。

で、昨年、広くわかりやすい昭和歌謡を歌って、世間に見つけられてしまった、宮本浩次さん。私も世間のひとり。

で、その後、貪るように楽曲聴きまくりエレカシ沼にハマるワタクシ。

 

ソロの曲ばっかりやるかと思っていたら「ガストロンジャー」やってくれて、びっくり。1999年10月に発表されたこの曲「おめぇ正直な話、率直に言って日本の現状をどう思う?」という、問いかけから始まる名曲だ。ロックだ、骨太のロック。

 

ガストロンジャーが発表された1999年10月頃、私はファッション経済紙に不景気な漫画を描いていた。

株式会社アパレルの服売造は常に売れる商品のことばっかり考えていた。だが、不景気だ。

 

それから20年以上経過した現在は、1999年の頃より、もっともっと、不景気だ。

 

景気を良くするカギは個人消費だ。みんなが自分の為にお金を使い楽しむことが生活を豊かにする。笑顔を生む。

 

今の日本経済は張りぼてのまやかしだ。みんながコツコツ収めた年金の資金を使って株式市場を大きくしているだけのはりぼて。で、命の金をあっさり溶かす、我が国。

 

一部の投資家が儲かる仕組みを作って、経済が健全だと言い張る、我が国。

その投資家の人々は日本の人口の何パーセントだ?ほんのわずかじゃないか。2000年代に入って、投資をやっている割合が日本人の2割程度。その投資家の人々が等しく儲かっているのか?ってのはそうじゃないね。投資というのはリスクも伴う。

 

ほんのわずかな人々が儲けた金でハイブランド高額商品を購入したところで、本当の経済は回らない。数字の上で「景気が良い」ことになってるだけで、ほとんどの人は生活苦にあえいでいる時代だ。

 

あ、ハイブランド商品を買う人を非難してるわけじゃ、ないよ。

ハイブランドにはハイブランドの役割があるからね。ブランドという素敵な夢にお金を払わせる仕組みを日本で作ったのは、織田信長だからね。歴史がある。西洋はとっくにブランディングの価値に気づいていたんだけどね。

憧れはお金になる。これも経済が回る仕組み。

 

で、コロナでコロナで、善悪が浮き彫りになった。

 

化けの皮を剥がしに行くのさ。

 

私が敬愛する渋沢栄一は、理想だけでは人は生きられない。生活、経済がまずあってこそと、本質を言い続けた。

 

徳川が江戸を作って、渋沢栄一が東京の街をコンクリートで作り上げた。

 

で、また宮本さんに話は戻るのだが、コンサートもグッズも良く売れた。チケットも完売。

「完売」という、なんという、素晴らしい響き。

 

こんな時代にこのお方も経済を回していて、うっとりだ。

 

昨年、ソロコンサートツアーが全て中止になって、どんだけ赤字を抱えたか、考えるだけで泣けてくる。色んな人の生活が無残なことになったのかって、思うと。

 

今日の大河ドラマの渋沢栄一も、徳川慶喜に経済の大事を訴えるシーンがあった。

かっこいい、渋沢!許すよ許す!何人妻がいても、許す。己の子ども30人以上儲けてても許す!

 

お約束の、滂沱の涙を流すわたくし。

 

で、宮本さんのコンサートを堪能して友人宅から帰る道々、ずーーーーと渋沢栄一に思いを馳せてたよ。

 

宮本さんが売れるのほんと、嬉しい。経済が回る。

渋沢栄一も喜んでくれるだろう。

 

でもさ、明治政府を見限って経済の道に身を投じた渋沢が今の日本の現状を見たらどう思うかね。泣くな、絶対。

 

自分の所にお金を溜め込まない経営者のみなさま、頑張ってね。そういう人が増えなきゃ、どうにもならないね。

 

みなさまごめんね本日は長々した文章を書いちゃって。

読んでくれてありがとうございます。

 

みんな幸せになーれ♥

↓連載漫画・よろずなざっしー

yorozoonews.jp