中学校3年のとき、5人ぐらいの友だちと同人誌を作った。
コピー機で作ったモノクロの同人誌だ。
なんと4号まで発行した。
ふと思いついて、何十年か振り見た。
他の友人たちはアニメや少女マンガやなんか、ロマンチックなイラストを描いている。
ワタクシはオリジナル漫画描いていた。
ワタクシが初めて描いた漫画が歴史漫画で「日米和親条約」だったことも覚えていたが、なんで、14歳の少女が漫画に描きたいぐらい、井伊直弼のことを好きやったんかい、って自分で描いたくせに忘れてた。
わざわざ、薩摩藩と長州藩をひらがなでひらいたのは、しょうちゅうはん、というギャグをかましたかったことは覚えている。なんで、そこは覚えてるんだ!
しかもペンネームなんだ、これ。うぬぼれワルツだと!
しかも、お茶会!今も、お茶を飲むシーンを描くのは大好きだが、この頃からか!
何も変わっていないじゃないか、ワタクシ。
でも、飲んでるのよりによって「ミロ」。
・・・わりと、井伊直弼、似てる。けっこう描けてるじゃん。
で、だ。
これは歴史創作だから、史実とは違う話を描いている、当然。
この後、井伊直弼はのけものにされた悔しさから1年英語を猛勉強して交渉の席に着くのだが、YESとNOしか覚えられず、ほぼYESで通して不平等条約を結んじゃうっていうオチだ。ちゃんと、オチが付いてる。
第2話が桜田門外の変で、第3話が生麦事件。
私の大好きな直弼さん!って書いてある!
えええ、そんなに好きだったんだ。
しかも、作・星新(ほしあらた)って急にペンネーム変わってる。
星新一、好きだったんだな。それは覚えてる。
なんで、なんで、14歳の少女が井伊直弼なんだ。
今も、嫌いじゃないけどわりと好きな歴史上の人物だけど、ワタクシより150歳年上の男子だけど、そこまで好きだったかな~、って思い出せない。
歴史女子の幕末あたりのファンはだいたい、新選組とか坂本龍馬じゃないか。
なんで、なんで、井伊直弼なのか本当に思い出せない。
で、41年振りに井伊直弼さんを描いてみました。
45歳で、あの場所にて亡くなったのね。地下鉄で桜田門を通過するたびに胸がざわつくのは、そういうことか。って、どういうことだ。
大人になっても描いている、まいどにゃ★家族もよろくね。