ピカソのゲルニカのことで、イタリア居候時代のことを思い出し当時描いたスケッチブックを探しだしたワタクシこと、スズメさん。
で、30年振りに見るスケッチブックの落書きは酷い酷い。
なんじゃ、こりゃ、って。
イタリア・ベネチアのサンマルコ寺院の隣にあるドゥカレー宮殿の美術館に行った際、スケッチした、落書き。
はい、貞操帯です。20代の若い娘のワタクシは興味深々でスケッチ。
11世紀から13世紀の200年間に渡る十字軍に従軍する夫が、妻の不貞を危惧し開発した、アレ。
やだよ、やだ。夫が長期留守にするからって、こんなものを下半身に装着する生活なんて。
このスケッチを見ても、穴の部分がギザギザ。つまり外部から侵入する物理的な物体を、攻撃&シャットアウト。
妻を愛するがゆえに考え抜かれた鬼畜なパンティー!
で、施錠式だから、従軍する夫がそのカギを親友や妻の母に預けたそうだ。
いや、無理!こんなものを付けろって夫に、引くわ~。
「オレは戦に行くが、どんな素敵なイケメンが君の目の前に現れてもオレは君を信じてるからね、ハニー」とか、の「言葉」のほうが、貞操帯よりよっぽど抑止力ある。
嫉妬深いって、恐いね。
で、私が貞操帯をスケッチしてる様子を見た、ヨーロピアン男性がワタクシに、アイコンタクトで「グッジョブ」って言ってくれた。
ふふふ、下半身の話題で盛り上がるのは世界共通。民族の壁を超えて、あああ、グローバル、世界は一家、って感じる瞬間。
で、あと鳩とか
ぼっろぼろのチンクエチェントばっかスケッチしてた。
ヨーロッパの素敵な風景をスケッチするのを忘れるほど、そこに存在するモノが興味深かった。
スケッチブックの記録は100枚以上ある。バカか、何ほどスケッチしとるねん。
で、昔の話は驚いた驚いた。
忘れてたけど記録することは大切だね。
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