喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

たまひよこっこクラブの子育てお漫画。

孫が生まれて娘が家におります。

初めての子育てで、右往左往しています。そらそうだ。初めてだもんね。

母であるワタクシは、色々図太いぞ。ハートも熱いが面の皮も厚い。

 

乳飲んじゃ、出し、乳飲んじゃ、出し。合間に寝る。

新生児の仕事だね。

 

その様子を見ていた息子が赤子を「ナマコのようだ」と、言った。

 

ふふふ、さすが我が息子。私はそのナマコを約25年程前、ひよこクラブかこっこクラブという雑誌に漫画で描いた。どっちか覚えてない、ばかちん。

何回かの連載で、本誌から切り抜いた私のページが、たぶん押し入れの中で眠っているに違いない。それが見つかればどっちに描いたか分かる。

 

久しぶりに読んで見たくなって、捜索していたら色原稿を発見しました。

面白いので、アップしまーす。

 

 

 



 

 

アナログ原稿にコピックで色を付けていて、25年近く経っても結構発色が良くて、コピックすげー、って関心しました。

で、最後のコマが失敗した上に描き直してペーパーセメントという、糊で張り付けたので、劣化していました。セロテープも劣化して茶色になるね。アナログ原稿は切り貼りが普通でした。

最後のナマコのコマは着色前原稿もあったので、デジタルで色をつけてみました。

連載時のサイズはこんな感じです。

ケント紙に1ミリという極太ロットリングで描いています。着色は、画仙紙という書家の方が使われる紙に手差しでコピー機を通します。コピックはそもそも発色の良い彩色ペンなのですが、画仙紙だとさらに発色が良くなってワタクシ好みです。

 

2時間おきの授乳・おむつ替え作業は昼夜問わず繰り返されます。娘クタクタ。

 

今、子育て中のママたちもクタクタだろうな。頑張って下さい。

これ読んでちょっと笑って、少し元気になって我が子に乳をやって下さい。

 

子どもはあっという間に成長して、自分もナマコだったくせに、へへっ、ナマコみたいと言う大人になります。

 

それにしても、子育て漫画、相当量描いたので原稿はたくさんあるのですが、整理をちっともしていません。

色々まとめて、出版して下さるという出版社の方と打ち合わせをしている最中に、その出版社が倒産するというハプニングがありました。20年ほど前の話です。

 

「キタキリさん原稿はちゃんと整理して置いておかなくてはいけませんよ、単行本化のときに困るのは自分なんですから」と、担当の編集者さんに注意されていたことを、今、思い出しました!27年ぐらい前の話です。

 

27年経っても、出来ていません。すみませんっ!

 

いや、今や単行本っていうか、デジタル配信の時代なんですが、やっぱりきちんと整理整頓していないから昔、担当さんが言ったように困っています。ばかちん。

 

 

👇ばかちんだけど、漫画が描けて良かった~。

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