喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

8月が終わる、夏の終わりに水道歴史館。

友人と友人の5歳児の息子とともに。

ここは子どもでも楽しめる場所かと言うと、子どもによる。

友人の子どもは鼠のいるランドとかに興味がない。

私たちが入場して30分後ぐらいに、お子様とお母さまの団体様が入場されたが、押せるボタンのある展示物をワーッと見学して、20分ほどでお帰りになった。

 

5歳児は、1時間以上、都市のジオラマや水道の歴史を楽しんでいた。

誘った甲斐があったよ。

 

 

お茶の水から明治通りを神保町に下って行く道すがら、以前見つけた千代田区「鉄腕アトム」のマンホールに、なぜ千代田区がアトム?と、疑問だったが理由がわかった。

お茶の水博士か。お茶の水か、なんだそういうことか、アトムじゃないんかい。

ウランちゃんもいたが、写真を取り損ねた。

 

何故かと言うと、友人の息子に「神保町は本屋がたくさんあるんだよ」と教えると、突然「次は本屋密駅~、次は本屋密駅~」と、電車大好き男児は車内アナウンスを始めてしまった。

「ほんやみつえき」。子どもの発想はすごいなぁ~、といつも思う。

本屋密駅~の車内アナウンスを聞いている方が面白かったので、ウランちゃんはどうでもよくなった。

さすが、コロナ時代の子ども。本屋密か。

古書店古書店古書店、一つ飛ばしてまた古書店。

神保町は彼の脳裏に「本屋密町」として刻まれた。

ちょうど、昼食の時間帯でどこもかしこも混んでいたが、こんな時間帯にソーシャルディスタンスを保てるお店を目指す。

ギャラリー喫茶・古瀬戸。

近くの古書店に勤めていたこともある友人は「本店は混むんだけど、こっちのお店のほうが昔から空いている」と。好き嫌いがはっきり別れるね、このお店は。

コーヒーも食事も美味しいのに。

 

同じ通りにある、さぼうる2は、長蛇の列だよ。

 

さすがのワタクシも、子どもにこのお店はどうかと思ったんだけど、彼は好んだのか。

とりあえずノークレームだ。

友人は小口木版という版画のアーティストでもあって、美大生の時も古書店に勤めていたときも、このすずらん通りは生活空間だった。

さすがその母の胎内から出て来た息子。アート好き、なのか。

 

ワタクシはアート空間大好き。かなり落ち着く。

 

で、お店に入る手前の文房具屋のワゴンにつかまる、母親ふたり。

 

埴輪の指サック。

 

「どうする?買う?」「欲しいね」と、大の大人二人が悩む悩む。

二人とも指サック使う機会がほとんどないのが、購入をためらう原因。

 

よし、飯を食ってまだ欲しかったら買おう。と、決め喫茶店へ。

 

スケキヨ前に着席。

心象風景系のアートは怖がる子どもも多いと思うのだけど、このツブツブも大丈夫だったので、良かったわ。

 

で、だ。本屋密町は、なぜかカレーが美味しい。

古瀬戸のカレーも抜群に美味かった。

 

飯を食ったら埴輪の指サックのことをすっかり忘れて、友人親子とバイバーイと、解散。

 

そして携帯を喫茶店に置き忘れて、電車に乗ったよ。

あー、自宅に戻る前に気が付いてよかったが、神保町に戻る羽目に。

 

本日2度目の古瀬戸。携帯は無事スタッフさんが保管して下さっていて助かりました。ありがとうございます。

 

携帯を受け取って外に出ると、喫茶店の店先にいた天を仰ぐお嬢さんが目に留まった。

 

 

本日限定のタイトル「あ~あ、やってもうた」。

 

 

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