喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

9月が去りゆき10月になった。

早い早い。って、年中言ってる。

ひょっとしたらこの先、毎日、口にする言葉なのかなとも思う。

 

本日、人に会うので昨日PCR検査を受けて来た。

お会いする方は、アナウンサーだったことや今も朗読したりで声を使って生活していらっしゃる。

なので、声が恐ろしく若々しい。電話で声だけ聴いているととても80代半ばの高齢者とは思えないので、勘違いしてしまう。

だがご本人は「高齢者なのよ」とおっしゃる。コロナはオミクロンに変異したからと言って、高齢者は罹ると死ぬの、ときっぱり。

そうだ、80代は高齢者だ。

 

都内はあちこちに無料PCR検査をやってる場所があって、隣駅でやってたからPCR検査受けて来た。

 

で、3月の末にコロナに罹った時、病院でこんな方法で検査を受けた。

 

てっきりこうだと思っていたら、こうじゃなかった。

 

唾液採取!唾液か。


プラスチック製の採取容器にストローで所定の線のところまで、唾液を溜める。

 

で、唾液だが、出ない。っていうか、ワタクシは口の中が乾く、とても乾く。糖尿病か?と疑ってみるが、血糖値は正常だ。

老化現象か?年々、唾液が減ってるような気がする。検査キットを渡されて不安になった。規定量の唾液が集まる気がしない。

 

検査所は細かく仕切られたスペースが10数か所あり、それぞれのブースにまさかの貼り紙が。

 

レモン、レモンだ。

隣のブースをチラリと見る。

梅干し、梅干しだ。

条件反射を利用して唾液を出させよという、心遣いだ。

パブロフの犬だ。

 

レモンよりは苦手な梅干しの方が唾液が出るかと、梅干しのスペースに入り、頑張った。梅干をじーーーと見つめる。だが、スズメの口の中はカラッカラ。

 

そうだ、しょっぱい物を思い浮かべれば少しは出るか?などと思い、目をつぶり色んなことを想像した。すると、食べ物でないしょっぱいことを思いだし、ふいに涙がにじんだ。おいおい、目から水分出してどうすんだ。そう、ちっとも唾液が出ないことも悲しくなって涙がますますにじむ。

 

だが、頑張った。奮闘すること10分程度。この10分がとてつもなく長く感じられた。

唾液採取成功!

そして、コロナは陰性だった。良かった。

 

久々に大切な人に会うのは嬉しいね。

 

 

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