このところ、気温が上がったり下がったりで大変だ。
秋か、春か、初夏か、晩秋か?
で、ワタクシの息子が「ママ~!上野公園でサクラが咲いたんだって!この、気温の変化に騙されたサクラが開花したんだよ」と、嬉しそうに教えてくれた。
ウム、知っている。が、息子が気温の変化に騙されたサクラの気持ちになって、繰り広げる寸劇が面白いので、何も言わずに鑑賞した。
「あら~、昨日寒かったから冬だと思ってて、目が醒めたらぽかぽか陽気じゃない。冬から春になったのよ!花を、花を咲かせなきゃ!やだ!騙された、秋じゃん、晩秋じゃん!咲かせた花、いったいどうすんのよう!」
などと、ひとり芝居を始めるので、楽しく鑑賞した。
先日、いつもの散歩道で、この気温の乱高下に騙された、ひめりんごの木が花を咲かせていた。
だ、騙された・・・。春かと思って花を咲かせたのに!って
息子同様、ひとり芝居の、ワタクシ。
春に花を咲かせたちいさなりんごは収穫の秋に無事、実を熟した。
勘違いして秋に花を咲かせたりんごは実を付けることなく朽ちるのだろう。
草木も、生きとし生けるものは、騙されやすい。
👇演劇は素晴らしいものだ。劇作家の谷藤太さんへのインタビュー。谷藤さん、鴻上さんありがとう。