喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

1月が終わる、2月がやってくる。

2023年が開けたと思ったら、あっちゅー間にひと月が経とうとしてる。

もう、体感秒速か?!

 

で、このひと月、何をやっていたんだろうというと、本当に、目いっぱい色々やってるもんだね。

 

菩提寺に初詣したり、富士山を臨んだり、お葬式に出たり、法事をやったり、ロマンスな夜を過ごしたり、美術館に行ったり、女子でキャッキャッとはしゃいだり。

 

写真家で書家の藤原新也さんの「祈り」展。世田谷美術館。

目をつぶってでも歩けるわ、砧公園内。嘘、うそ、目をつぶって歩いたらコケるわよ。

会場内は一部の著名人の写真を除いて、撮影OKだったのだが、写真ヘタ子のワタクシが大先生の写真をスマホでぱしゃり、と撮るのもなんだかなぁ、申し訳ないので、文字と眉毛犬だけ撮影させて貰った。

 


たまたま、ワタクシが行った時間、売店で図録を購入したら、藤原先生がいらしてサインをして下さった。

 

気さくに声を掛けてくれたり、着ていたコートの色を褒められて、まあ、嬉しい。

イタリアの生地で日本の小さいアパレルが作った、お気に入りのコート。

 

少し言葉を交わして、で、握手まで。あれ!握手って!何ほど久しぶり?

 

ああああ、コロナだ、コロナが人と握手をすることすら許してくれなかったんだ。

 

この握手で、コロナを少し遠くに感じた。

 

でも、平和には程遠いなぁ、とも。

 

 

世田谷美術館の前に素っ裸で佇む彼の事を、冬は裸で寒そうだね、夏は裸で暑そうだね、などと、子育てに追われる日々でゆっくり鑑賞してこなかった。

 

彫刻家・本郷新さんの作品で、戦没学生記念像「わだつみのこえ」というタイトルだ。

戦没者の悲痛な声を後の世に伝えようと制作された作品。

1950年作ということで、あの戦争が終わって5年後の作品か。

 

彼は何を思い巡らせているのだろうか。

 

人類はずっと戦争をしておる。

 

人は必ず死ぬのだが、欲の深い人の起こした戦争で死ぬのはごめんだ。

 

近づく戦争の影を気持ちの脇に押しやって、今日も自分のまわりの平和をありがたく思って過ごす。

 

ウチの孫が、テレビのリモコンを口にくわえるのがマイブームの昨今。

オーディオ機器に接続している我が家のテレビのオーディオリモコンを口に加えたとたん、部屋中に響き渡る爆音。自分でやらかしたとはいえ、ギャン泣き。大音量にギャン泣きが止まらない。

 

生後8カ月になろうとしている彼は、赤色と青色が好きだ。

気を紛らわせようと、ワタクシのアイテム、キンモクセイお楽しみ会・カスタネットを差し出した。物持ちのいいワタクシ。

 

 

 

どれどれ、

ぱくっ。

 

とりあえず、くわえるね。

 

 

ああ、このバカげた戦争が一日も早く終わりますように。

 

 

 

👇まいどパパの友だち、にゃん太さんが握手できなかったお話。

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