喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

訳がわからないけど、楽しいなって思う日。

先日の日曜日、午前中は予定があって楽しみにしているNHK杯を見逃してしまったので、午後からNHKプラスで視聴。準決勝、藤井聡太竜王対八代7段。NHK杯は録画だ。

 

でだ、歴史に残る対決、羽生善治先生対藤井竜王の王将戦6局も真っ最中だった。

 

もお、どちらも観たいのだ。

 

NHK杯はスマホで王将戦はパソコンで同時視聴。

 

コラム原稿の締め切りも近いので、そろそろやんないと、と思いつつ、先日のエレファントカシマシ35周年コンサートで、もお、骨抜きになり身体がぐにゃぐにゃで、ハートにエネルギーチャージされ、なんか、何でも出来そうな気になってたせいもある。

 

王将戦の方は動きが遅いがNHK杯は早指しだ。

どちらも、チラチラ見ながら訳がわかんなくなって、何をやってるんだ、と我に返った。

 

いやしかし、藤井聡太竜王対羽生先生の将棋自体、次の手なんて、わかんない。そうだ、すでに訳がわからない。解説者がわからないって言ってるんだから、ワタクシにわかろうはずがない。

 

訳がわからないものを見ているのに、なんで楽しいんだろう。っていつも訳がわからない。

 

先日の横浜アリーナでも、訳がわからないけど、キャハ❤ってなるものを見たよ。

 

コンサートグッズ、宮本浩次さまサイズのスーツ限定35着抽選販売。

ミスターハリウッド・尾花さんのとこのスーツだ。

132,000円。良いお値段だが、ミスハリだからわりとお値打ち。

 

だが、体脂肪ゼロパーセント兄貴とか言われてる方のサイズのスーツ。

サイズ表を見たけど、ほっそい。写真が下手だからほっそいのわかりにくいが、ほっそい。

 

でも、ちょっとドキドキする。そもそもこのサイズがピッタリなファンが35人もいるのか?ほんとうに売れるのか?誰が買うんだ?いや、ファンか、そうだ、ファンだ。ファンが買うのだ。

 

ふと、カール・ラーガフェルドのことが頭をよぎる。今は亡き、伝説のデザイナー。

 

体脂肪ゼロパーセント男子にしか着こなせない服を作るエディ・スリマン。

エディ・スリマンの服を着るためにダイエットしたカール・ラガーフェルドのようなファンは、きっといっぱいいる。

エディ男子ならぬ、エディ女子もいることだろう。

 

カール・ラーガフェルドは数々の名言を残している。

「ダイエットとは、負けているとき唯一勝てるゲーム」。

でも、「ファッションは現実を表現する言語でもある」とも仰っている。

 

そうだ、現実を表現だ。

ワタクシは着れない、このグッズのスーツが着れないのは現実だ。

 

そうして、締切の原稿を書かずにこんなところで、日記を書いているワタクシも優先順位おかしいんやないかい、って訳がわからない。

 

でも、書くの好きだから、楽しいって訳だ。

 

 

👇漫画の妖怪フェスで演奏してるバンドは、エレファントム・アヤカシというバンドでエレカシとは関係ないよ。まだまだ、タダで読めちゃうよ。

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