喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

今週末はもう四月。

早いよ早い。

いつも言ってる、早いって。

 

道端に咲くネモフィラとスミレ。

 

フェンスの下にスプリングスノーフレーク。

で、ネモフィラの和名は「瑠璃唐草・るりからくさ」で、スプリングスノーフレークは「鈴蘭水仙・すずらんすいせん」なんだね。

 

知らなんだ。最近知った。

 

まあ、友人で日本在住の外国人のお子様たちも、和名と母国名があるからね。

 

 

で、うちのお孫さま、もう、9カ月であんよが上手すぎる。

うっかり目を離すと台所のシンクの下の扉をオープンしようと、一生懸命取っ手と格闘している。や、ヤバい!

 

もう、ストッパーを買わないと。

 

すべてのモノども、ぐったり。

 

子守り婆さんもグッタリ。

 

子守り婆さんこと、ワタクシは連日、映画ゴッドファーザーにハマっている。

あの、フランシス・コッポラの監督の名作だ。

ラジオ番組で紹介されて、つい。

あれ、なんだろ、ラジオで紹介された本とか結構買っちゃったりするんだよね。

耳から入る情報の影響力ってすげー。

 

でだ、ワタクシ世代はゴッドファーザーって、映画館ではなくテレビの金曜ロードショーとかで子どもの頃観た映画。

 

お話は忘れていても、ゴッドファーザーと言うとあの音楽。

すぐにメロディーが口ずさめるって、音楽ってすごいな、っていつも思う。

今は見たい映画が大体、アマゾンプライムで簡単に観られるから、それも恐ろしい。

 

でだ、色んなシーンを憶えていたけれど、ずーっと緊張しながら観なきゃいけない映画なんて、久しぶりだ。いや、昔に観ているんだけど、大人になると違うんだ。人が死ぬシーンは恐いんだ。バンバン死ぬんだ。

なんで、子どもの頃って人が死ぬシーンを興味深く観てたんだろう。

 

で、一番驚いたのが、大人になると色んな歴史が知識として脳みそにストックされてるから、主人公のマイケルがシチリア島に渡って「この島は男が少ないなぁ」「みんな戦闘で死んだんだ」みたいなセリフの時に、そのシーンの3年ほど前、第二次世界大戦で、米英と伊独の連合軍との激戦地だったことを思い出した。

ハスキー計画の激戦地じゃん、って本筋とは関係のないところで、ブルブル震えちゃったよ。

 

893、ヤクザだ。マフィア。

あの大戦も893が活躍したという。

戦争なんて勝ったもん勝ちだから、手段は選ばない。893の大物が国と手を組む。

1943年のシチリア島の激戦って、約1か月間だったけど、ですんごい人数亡くなってる。893の抗争とは比べものにならない人数だ。数百数十万単位の人だ。

 

今、1年以上続いてるあの戦争はどんだけの人数、犠牲になってるんだろ。

民間の軍事会社って、まちがいなく893だろ。

 

映画ではファミリーというたとえれば小さなの国同士の争いだ。

 

ゴッドファーザー3部作見て、ブルブル震えてたら、動き回る孫がシンクの下の扉を懸命に開けようとトライしている姿をみて、20数年前を思い出した。

その孫を産んだ娘が孫と同じ年の頃、シンク下の扉を開けて、禁断のブツを手にしたよ。

 

古いタイプの流し台の下には包丁を立て収納する場所があり、そこに数本包丁が刺さっていた。

 

ひいいいい!食材を切れば道具、人を切れば武器。

 

 

タララララ ラララララ~ タララララ ラララララ~♪

 

ゴッドファーザーのテーマソングと過去の記憶が脳内再生された。

 

想い出のイタリアの風景がゴッドファーザーを見たせいでなんかちょっと、悲しい色に染まって見える。バチカンなんて、もおおお。

でも、歴史ある街並みは美しい。

破壊しないでくれ、戦争反対は口にしなければいけない言葉だ。

 

で、子育て中で古いタイプのシンク下のご家庭のみなさま、扉ストッパーは100均でも手に入ります。ご用心。

 

 

 

 

👇893ファミリーではなく、キャットファミリーのお漫画。

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