ちょっと前、電車の移動で駅の階段を降りてすぐに発車する電車に駆け込み乗車した。
階段から駆け降りて乗ったのが、先頭の車両。
下車する駅は出口に向かう階段が5両目の側にある。
この電車の5両目に乗るのがベストなポジションだ。
スムーズな降車を目指すべく、1両目から電車内を歩いて移動することに。
空いている時間だったから、人にぶつかることもなく車内を移動。
車両と車両の連結部分のドアを開けちゃ、締め、開けちゃ、締め、ずんずん目的の5両目まで移動する。
4両目に差し掛り、連結部分に人がいた。あれ?静止している。
そして、向こうの車両に行く気配がない。
私は向こうの車両に行きたい、ので、勢いよくドアを開けた。
まさか!男性がこっちを向いてしゃがみこんでいるじゃぁないか!
で、ワタクシの顔をちらりと見る男性。
あのあの、向こうの車両に行きたいんですが、というワタクシの気持ちなど1ミリも慮ろうとしない男性。
ワタクシの顔をチラリと見た後すぐにスマホの画面に目を落とす男性。
動かざること山のごとしの男性に屈して、静かに連結部分のドアを閉め、3両目の端の席に腰を下ろした。
ワタクシが座った席から、その男性の姿が見える。
他の乗客は連結部分に居座っている男性に気が付かないようだ。
なぜだ、すごい存在感なのに。
目的地に着くまでに、乗客はどんどん降りて行く。ワタクシは終着駅までこの電車に乗っている。
車内アナウンスで「この電車は到着後、車庫に入ります」と言っている。
この男性も終着駅で降りるだろう。
ワタクシの座っている席から見える、連結部分に居る男性を見ながら思った。
で、終着駅。ワタクシが降りた駅でやっぱり気になって周りを見渡した。
いない!終着駅にあの男性の姿がどこにもない!
どどどどど、どういうことだ⁈
彼は車庫に行ってしまったのか⁈
家に帰って事の次第を息子に話した。
ママは見てはいけないモノを見てしまったんだよ、それは人ではなかったのかもしれないよ、と息子。
ワタクシは連結部分に棲む妖精か何かを見たのかもしれない。
で、本日の簡単スイーツ。
カップショートケーキ。
ホイップした生クリームと食べやすいサイズに切ったカステラといちごをテキトーにカップに入れて出来上がり。スプーンで頂きます。
👇妖怪はいつもここに棲んでいる、お漫画。