喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

カナブンじゃない!

前回の日記に、浴槽にカナブンが浮いているお話を書きましたが、その後もカナブンが何度も我が家の風呂場に来訪する出来事が続きました。

 

息子が入浴中にカナブンが入って来て、悲鳴をあげていました。

 

カナブンより何十倍も大きな霊長類も、全裸の状態でカナブンに遭遇したら結構な恐怖であることに気付いた、と風呂から出てきて延々語る、わが息子。

本日は、カナブン記念撮影、パチリ。

 

おや?こ、コイツは、カナブン?じゃない?

確認のためにGoogleの画像検索。

やっぱり!コガネムシじゃん、金持ちじゃん。

 

カナブンはコガネムシより若干身体も頭もカクカクしているのだけれど、コガネムシは丸いフォルムが粋な害虫。

というのも、カナブンはたい肥の中に住んでいたりして肥料を育んでくれる益虫、コガネムシは植物の根っこに住み着き根っこや葉を食し枯らしてしまう、人間にとっては厄介者。

人にとって、有益になると益虫、ならない虫は害虫と呼ばれるのよ。

そう、コガネムシじゃん、金持ちなのに、害虫じゃん。

だからってね、このサイズの虫を抹殺するのは忍びない。

そっと、ベランダから逃がすワタクシ。

ああ、誰かが大切に育てている草花を食い荒らすのかもしれない。ごめんね、誰かさん。害虫を野に放って。

いや、そもそも、ウチに入ってくる以前から草花を食い荒らしてるナイスガイなのに、ウチに入って来たとたんに家族にでもなったつもりか?コガネムシ。なんで、ワタクシが責任を感じているのか、訳がわかんないね。

 

でだ、8月に入ってショッキングな出来事があった。

👇わが家のなじみのお花屋さんが商売を畳んでしまった。

www.suzume-kitakiri.com

 

理由は店主が高齢で、もお、気力も体力も尽き果てたということだ。

45年花屋をやったそうだ。

地元の人に愛されていたお花屋さんだったので、次々と人が訪れちゃ、残念と感謝の気持ちを店主に伝えていた。

 

お花屋さんの店じまいに一番悲鳴を上げたのは、わが息子だった。

コガネムシが浴槽に入ってきたときより、ショックだったもよう。

 

そうだね、あの情報の多いお花屋さんで、息子はしょっちゅうお花を買っちゃ、ワタクシにくれた。

誕生日、母の日以外も、ワタクシが落ち込んでいても、喜んでいても、あの情報の多いお花屋さんで花を買ってきてくれた。

 

店じまいをしたお花屋さんに感謝を述べたあと、別の場所で家族に花を買って帰った。

 

なんか、さみしいね。

 

 

👇よろずなざっしー、インスタに転載中。

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