喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

ついに街の本屋がなくなった。

現在の家に引っ越してきてもうすぐ10年。

20年住んだ街の書店もほぼ消滅してたので、越した時、駅前に書店があって嬉しかったが、ついに本日閉店。

 

で、本日閉店した駅前書店は文房具や雑貨なども置いて頑張っていた。

いやまて、文房具屋さんだって消滅している。

昔、わが家も漫画の原稿用紙やインクやペン先、スクリーントーンを買う文房具屋さんがあった。

でも、もう20年以上パソコンで絵を描いているから、紙もインクも必要なくなった。

本と文具を売ってる書店はもたないね。

そりゃね、本はアマゾンでポチっとすれば次の日にすぐ届くし、息子なんて読みたい本は、ほぼkindleの電書だから、すぐに読めちゃうのよね。

文具だって百均で可愛いのいっぱい売ってる。

 

でだ、閉店のお知らせを目にしてから、締切りのない日は書店にちょこちょこ行って、本を買った。

リアル書店の楽しみは、思いもよらない本と出会うことなんだと思うのだが、偏りが激しい。めっちゃ老後を気にしている、ラインナップ。

漫画家の本、医師の本、医師の本、医師と棋士の本、棋士の本。

 

最終日の今日も本を買って、いつも丁寧に対応してくれていた書店員さんにご挨拶して、めっちゃ涙ぐんで帰ってきて、買った本を一気に読んだ。

新しいジャンルには出会っていないが、全部面白かった。

 

 

昨夜、息子が「枝豆だけ食べて、ビールを飲む日にしようよ」というので、群馬、新潟、秋田の3種類の枝豆を買って茹でて食べた。

鳥の仲間である人間のスズメとスズメの息子は、豆が大好きだ。枝豆は無限に食える。

 

で、驚いたことに、食べ比べもできるかと思ったら、全部美味しいんだよ。

枝豆って、生はみんな美味しい。

ところが、さすがにこれだけの量を食べていると、自分の好みというのが分かった。

秋田はフレッシュ、新潟の茶豆はコクがあり、群馬は大粒でプリプリしている。

で、息子とワタクシは群馬のプリプリを主演男優賞に選んだ。

なぜ、男優なんだ。

それはね、テキトー。

窓に張り付いたでっけーカマキリがこちらを見ていた。

 

 

 

👇最終回の原稿が行方不明で捜索中。

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