喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

孫と林檎博と宮本さんと。

娘が親孝行のつもりで週一で孫を預けに来る。

娘の息抜きにもなるね。

ワタクシが子育ての時は、諸事情あり、親にも頼ることが出来ず夫婦ふたりの子育てはほんとうにキツかった。

息が抜けない子育てをしていらっしゃる、ご夫婦、パパ、ママ。

心からエールを送ります。

 

大体は夫が孫をみているのだが、ワタクシは漫画を描いている。

ずーーーと、描いている。

だが、夫もトイレに行ったり飯を食ったりする時間が欲しい。

ので、子守りを交代。

 

生後3ヶ月近くになった赤ちゃんは、起きている時間も長くなり好奇心旺盛。

おっぱい、排泄、睡眠、おっぱい、排泄、睡眠のルーティンにアミューズメントが加わった、孫。成長の証だね。

 

起きている孫と一緒にユーチューブを観た。

孫、けっこう、凝視する。

大好きな宮本浩次さんと椎名林檎さんの「獣行く細道LIVE」を見せた。

ワタクシは宮本浩次さんの存在を知ってまだ、2年も経ってない。

この林檎博はすでに4年ぐらい前の作品だ。

 

ユーチューブを観ていた、ニコニコとゴキゲンの良いまだ3ヶ月にも満たない孫が、クワっと目を見開いた。

 

宮本さんがお約束の、シャツ、バリーーーンのシーン。

孫が、孫が、目をひん剥いた。

なんかこう、このMV観てて思うんだけど、このライブも贅沢。ステージの前にオケピがあって、フルオーケストラ、すんごい贅沢。音がすんごいご馳走。

 

音楽大好き唄うの大好きな宮本さんがご馳走食べて大喜びしている感、孫にも伝わったのかも。

 

宮本さん、シャツバリーン、あれ、赤ちゃんにウケますぜ。

 

孫はまだ3ヶ月だけど、忍び寄る、寝返り、直立、動き回り。

ああ、恐ろしや。

 

2歳児が一番恐ろしい。好奇心の化け物だ。保育士さんも2歳児クラスが一番恐いと言っている。危険なところにわざわざ行こうとする。2歳児。

うちの息子は1歳6カ月のときと2歳の時に公園で行方不明になった。

一瞬の出来事だ。子どもが行方不明になるのは。

子どもから目をはなしちゃいけない、のは知っている。

だが、無理だ。親も人間だ。瞬きもするし、よそ見もするし、子育てに疲れて、フーと空を見上げてため息もつく。

 

幸い見つかって、大人になってくれたうちの息子。

ありがとう、成長してくれて。

 

お願いだ、子どもたちよ。動き回って危険な目に合うのはわかっている、だが、だが、生きていてくれ。親は、それしか望まない。

 

動き回る小さい子どもを育てている、パパ、ママ。

本日も、お疲れさまです。

 

 

↓神戸新聞、Dailyスポーツ社等の関西の媒体がタッグを組んだニュースサイトの「まいどなニュース」の連載漫画です。

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