喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

母の日の花、道ばたに咲く花、花男。

息子が2日遅れで母の日のお花をくれた。

すんげー嬉しい。

 

母の日に花をくれなくても、息子は何かあると母であるワタクシに花を買って来てくれる。花男だ。

 

日曜から昨日まで風邪で調子が悪かったから、今日なのか?

って聞いた。

 

「違うよ、一昨日、昨日とお通夜とお葬式だったから、そういう日にママに花を贈りたくなかった」と、息子。

 

先週、身近な人が急に亡くなった。コロナだ。

コロナはまだまだ、そこにいる。

普通に会話していた人が、急にいなくなる。ほんとうに、びっくりだ。

 

息子の気遣いとやさしさで暗かった心に灯りがともる。

 

娘は母の日のプレゼントを先週買ってくれていた。

毎日エレカシのCDを800日ぐらい聴き続けていたら、DVDプレーヤーとCDプレーヤーが壊れてしまった。

母親のデジタル機器へのアナログ行為を見かねた娘が「CDとDVDを全部 i pad miniに読み込ませればいい」と。

 

 

息子も娘もやさしいいい子に育ってくれた。

 

先週は散々な日々だった。コロナで知人が亡くなってトドメだった。

トドメの前日にも落ち込んでいた。その原因をつい、息子に愚痴ってしまった。

 

すると息子「ボクだってそういうことはあるよ、でもさ、いいかいママ、その落ちた先に、道ばたに咲く花が美しいことに気付くんだよ。気付いた時には回復してるもんさ」

 

・・・あんた、誰?

いや、いつものワタクシの息子だね。

なぜ、そういうキザな台詞が口をついて出るんだ。

うちのトイレに掛けっぱなしのスティーブン・ジョブズの名言よりイカしてるじゃないか。

 

そのうち息子の言葉を集めた金言集でも作ってみるか。

 

言葉の花も、母の日の花も、ただただ、嬉しいね。

 

いつパタッと亡くなるか、みんなわかんない。時限装置付きの人生だ。財産は持って行くことはできないね。

この世から持って行けるものは、人から貰ったやさしさ、心の宝だけだね。

 

たくさんもらって、たくさんあげよう。

 

 

👇息子が小3のとき作りたいと言った部活。部員第一号は母親。

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