喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

男か女か、そこは譲らないフランス人。

今年の始めに友人の結婚式に出席するため台湾に行った。

結婚式も終わり、コマコミのメンバーみんなでお茶をしていたとき、新婦・台湾人のリンさんがフランス人のGobetさんに質問した。

「COVID-19は男性名詞?女性名詞?どっち?」。

フランス語にも興味の尽きない台湾人のリンさんは、フランス人にウイルスの性別を聞いていた。

フランス語の名詞につく定冠詞に性別がある。Le(ル)男とLa(ラ)女。

 

 

でだ、先週、友人宅にお泊りに行ってきた。

フランス人の旦那さんが昨年亡くなっていて、びっくりして、とにかく会いに行った。

今年に入ってからも、何人かとお別れをしているけど、そういう歳になっちゃったんだ。

 

友人の夫がたんまり残したリヨンの有名人ポールボキューズさんのワインを飲んで偲んだよ。ってか、年代物のポールボキューズさんの赤ワインめっちゃ美味しかった。ありがとう、友のこの世から去りし夫よ。

でだ、友のフランス人の夫は日本の大学でフランス語を教えている先生だった。

でだ、友もなんだかんだ夫のアシストをしていて、フランス語は堪能だ。

 

で、ワタクシは気になっていたことを友に問うた。

「COVID-19は男性名詞?女性名詞?どっち?」。

「あ~それな、フランスのニュースで見たわ」と、リンクをくれた。

さすがだな。

手短に説明すると、英語化を嫌うフランス語の学術機関アカデミー・フランセーズが正式に、女性名詞だと制定したと。コロナウイルスは女だ。

フランス人のプライドだ。男か女かはっきりしないと許さないのだ。

アジア人であるリンさんもワタクシも、言葉に性別って何?

と、いまだフランス語が不思議でしょうがない。

www.cnn.co.jp

 

生きている人間は、なんだかんだ好き勝手に色んな話をして、美味しい物を食べて美味しいお酒を飲んで楽しい時間を過ごした。

 

近所でザクロの花が咲いていた。あっという間に、そんな季節。

 

 

 

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