デザイン事務所勤務のころから仲のいい先輩が、仕事で上京してきました。
彼は私を18才の頃から知っています。
で、いつものように我が家に泊まってもらいました。
夜はビールを飲みながら昔話に花を咲かせていると先輩に
「それにしても、同じ話をよくするようになったね」。
やっぱり、そうか。昔話をくり返している自覚はあったけど
改めて言われるとやっぱ、トシを確実に取ってるんだと実感。
なにしろ40才だしな〜、やっぱりおばはんであることに違いないね。
あれほど斜めに見ていた韓国ドラマのワンシーンに、
うかつにも涙を流してしまった自分がいます。
夕方のチェ・ジュウは癌で失明、深夜のチェ・ジュウは白血病。
ちゃぶ台ばんばんひっくり返すし、人が簡単に車にひかれるし。
こんなへんてこなドラマに!感情移入してしまったあぁ!!
で、韓流スター四天皇と呼ばれているイ・ビョンホンに
けっこう、好みかも、って思ってしまったし!やばいぞ、わたし!
ほんまもんのおばはんや!
イ・ビョンホン、いいかも、って思っている私の顔をのぞき込んだ夫が
「あんたの好みやな〜、捨て犬のような目をした男好きやもんな」と
へたくそな関西弁で私をからかいました。
確かにそのとおり。自信に満ちあふれた男性の目よりは、
すがってくるような男性の目に弱いのは事実。
これって、母性愛か?
確実におばはんの階段をのぼり続けている私ですが、
レンタルビデオ屋で美しき日々のサウンドトラックに手をかけて、
「ちぇ〜い!おばはんの階段を上りきるにはまだ早い!」と
心の中で叫び、棚にCDを戻しましたとさ。