喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

中途半端な一日

息子を保育園にお迎えに行く途中、国道246号線で
スマートという車に乗ったスマートとはほど遠い人を見ました。

 

とてもよく太っているドライバーのおかげで小さい車の車内は
肉でみっちみち、です。車もドライバーもなんだかつらそう。

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なんか、消化不良をおこしたような気持ちになっていると
私の前を一匹の猫が横切りました。

 

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黒猫か?と思ったら、ただの汚れて黒い汚い猫でした。

こういう中途半端な気持ちでいるとよくないことがおこりそう・・
などと、胃のあたりを押さえながら空を仰ぐと青い鳥が。
ラッキー?!

 

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ちがうじゃん、どこかの家から逃げ出したセキセイインコじゃん。
色も青じゃなくてグリーンだよ・・・
なんか、さっきからずっと中途半端な気持ちです。

 

息子をお迎えしてきた道とは違うルートを通っていると、
ビルの隙間に泥酔したおじさんが落ちていました。

 

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おい!おっさん、寝かたが中途半端だよ、ちゃんと寝ろよ。
などと思っていると、カップ焼酎がフタの開いた状態で
道路のまんなかに置かれていました。
ああ、この焼酎を一気にアオってそこでつぶれたのか?

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と、焼酎の容器を見てみると、焼酎はまだなみなみと入っているではありませんか。
なんて、中途半端なんだ。どこかでかなりやってからカップ酒買って、
飲めなかったのか、おっさん・・。

 

もう、どうでもいいや、なんて中途半端なものにばっかり出会うんだ、今日は。
って思ってると、私の前を黒猫が横切りました。

 

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よっしゃ!こんどこそ黒猫だ。不吉だろうがなんだろうがすっきりしたぞ。

って、思ってる私の前を、また、さきほどのスマートが通り過ぎていきました。
もう、こうなると黒猫に出会うより不吉な予感がするのは、なぜでしょう。

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