語学、というにはおこがましいが言葉を習うの好き。
英語はすんげーテキトー。英語をパスしたことに関しては今現在、失敗したと思ってる。
でだ、30年近く前に勉強したイタリア語はワタクシの中で消滅したと言っても過言でないだろうと、前回も書いた。
でだ、10年前にアホほど勉強した韓国語も最近怪しかった。
10年言葉を使わないとかなり、消える。
海外にずっと住んでいた友人が、10年言葉を使わなくて久しぶりに現地の友だちと会話することがあって、ショックを受けてた。全然、喋れねぇ、って。
昨年末からネットフリックスで放送されている「イカゲーム」。
韓国ドラマだ。怖かったけど、すっごい面白かった。
韓国ドラマ、本当に面白い。
特にネットフリックスの潤沢な予算で作られるドラマにはクリエーターたちの熱い息吹を感じる。米企業ネットフリックス、作品に相応の対価を支払う。その姿勢にクリエーターたち燃えるから、すっごい上質の作品が出来上がる。もうさ、不景気だし低予算だけどこんな良い作品出来ましたって、奇跡、やっぱ多くのクリエーター萎える。そろそろ勘弁してくれ、って時代にネットフリックス。世界配信は分母がデカイ。当たればデカイので予算じゃぶじゃぶつぎ込む。韓国ドラマだけでなく、日本もネトフリ制作配信のドラマ、すっごい面白い。企業のスポンサーが絡んでない。ネトフリが金を出している。だから、忖度抜きで権力にモノ申す社会派ドラマも作れる。ネトフリの経営陣すげー。
でだ、ネットフリックスを熱く語ってなんだけど、自分の問題に戻る。
2020年末から宮本浩次氏の音楽を聴きまくってドラマを1年以上観てなかった。
久々に、ネットフリックス制作の「イカゲーム」観てて、ちょっと安心した。
まだ、私の中に韓国語が残ってる。
字幕で「だるまさんがころんだ」と、イカゲームのヨンヒちゃんが言った。
いや、私の耳は「だるまさんがころんだ」でなく「ムグンガ コッチ ピオスムニダ」がちゃんと聞こえた。よし!まだ、韓国語イケる!
あ、つまり、日本で私が子どもの頃遊んだ「だるまさんがころんだ」という遊びは韓国でもあって「だるまさんが転んだ」という文言ではなく「ムクゲの花が咲きました」という言葉で、子どもたちが遊んでいた。字幕は日本人向けだから「だるまさんが転んだ」と訳します。
木槿(ムクゲ)の花は韓国の国花だ。
韓国では「無窮花」という漢字を当てる。無窮は無限という意味。
一日花と言われる木槿は、花が咲いても一日で萎むが花の蕾が沢山あるので、咲いて萎れて咲いて萎れてを繰り返す、生命力の象徴の花。
歴史的に大国の脅威と戦ってきた朝鮮らしい花のチョイスだ。転んでもただじゃ起きないという、強さ。こういう強さが好き。
小林一茶もムクゲの無常の強さを称えてる。
「それがしも 其の日暮しぞ 花木槿」。
でだ、イカゲームで韓国語まだまだイケんじゃね、って、うすら頭ボケてた。
そもそも韓国語を勉強しようと思ったのは、ワタクシの身近で韓国語のボランティアを募っていることがあって、韓国ドラマ好きだし、人の為になるんだったら勉強する価値あるね、って思ったのがきっかけ。自分の為にはなかなか勉強できなくても、なんだか、人の為になるかと思ったとき人はすんげー力を発揮する。
ぼやぼや生きていても、人は誰かの為に何かをしたい生き物だ。
で、先日、高校時代からの友だちから「韓国のお菓子貰ったんだけど食べ方わかんない、教えて」ってメールもらって、さらに、韓国語の画像が付いていた。
わかんねぇ、かろうじて「떡」餅、という単語が読めた。餅の食べ方のマニュアルだと解った。
長いことハングルの文章読んでなくて、まったくのスッカスカ。
でも、友人はワタクシが韓国語マスターだと信じて疑っていない。
あああ、困った、わかんないって返事を返すのも友人に申し訳ない。
でだ、困った時の辞書だ。調べれば解決する。
紙の辞書は時間が掛かり過ぎるので、ネット辞書だ、そのためにパソコンのキーボードでハングル入力しなきゃなんない。
ハングルは表音文字でアルファベットと同じ概念。
韓国語の基本文字は母音子音合わせて24文字。
そこによく使う合成母音合わせてアルファベットの26文字にキーボードがピッタリ合う。
でも、考え考えタイピングするには時間がかかる。
で、乱暴にもキーボードに油性マジックで描き込んだよ。やけくそ!
無事、へーい、韓国のお餅はこう食べるんだぜ、って教えることができた。
まあ、言葉だけじゃなく、韓国のお餅好きだからね。ワタクシ。
とほほ、だ。
今回ちょっとわかった。追いつめられる方が、勉強になるね、って。
☟ワタクシが敬愛する宮本浩次氏縦横無尽はやっぱ109に配置。スズメさんも縦横無尽。やりたい放題。