喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

本日も誤字脱字。

昔から、誤字脱字に定評のある喜多桐スズメさん。

定評だって、ぷぷっ。すみません。気を付けて気を付けても漢字を間違える。

まあ、そこは編集者さんたちの鋭いフィルターがあるから、読者の目に届く前に修正される。がだ、その鋭い編集者の目をすり抜ける、誤字脱字。

ちなみに、テキストをPCで打つ時は間違えない。PCがエライからね。

 

とにかく、手描き文字間違える。

もう、才能かも、って思ってしまうほどだ。

なんかね、脳の構造が漢字をぼんやりと覚える仕組みになってるんじゃないかと思う。

 

で、6月は夫の誕生日。6月は苺が一年でいちばんおいしくない季節。

ケーキ屋さんで苺のケーキ買うのも、せっかくの夫の還暦になんだかなぁと思い、作ることにした。ブルベリーもメロンも美味しい季節。作ったほうが美味しいという、謎の自負があるワタクシ。まあ、愛情の分じゃないかな。

 

クッキーにチョコペン書道で「還暦」と書いた。

だが、たった2文字が、2文字とも誤字だ!

 

還暦の意味は、暦が一巡り、という意味の漢字だ。

私の誤字「環歴」だと「歴史がぐるりと輪になる」っていう、意味になっちゃうね。

いや、それでもいいか。もう、夫の歴史はぐるりと輪になった。

 

ローソクに火を付けようとした瞬間に誤字に気が付き、ちょっと待て、今書き直すから、と、チョコレートを溶かし、クッキーにせっせと書道するワタクシ。

 

 

この字だ、だが、しんにょうは、難しいね。しんにょうがある文字は、下手だ、下手。

 

ああ、昔、連載をしていた全国紙であまりにも誤字脱字が多いことを面白がられ、読者ページに「誤字脱字女王、喜多桐スズメ」って私が知らぬ間に担当編集者の手で、囲み特集組まれたことがありました。

 

でもさ、誤字脱字に気づかず入稿したのは担当編集者さま、あなたですよ。しかも大手出版社には、腕利きの校正さんがいるというのに。なんで、私の誤字はすり抜けて印刷され全国の読者の目に晒される?ですが、面白がってくれて特集組んで下さってありがとうございます。うん、今も思い出すだけで愉快。

 

ネットの記事は間違いに気づけば、さっと修正出来る時代だね。

 

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