喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

言葉だ、ことば。

生まれてから3ヶ月になる孫と、21歳のうちの息子の仲が良い。

たった、3ヶ月の孫がうちの息子に対しての態度が極めて親密。

息子が孫をあやすと、孫はなんとも甘ったるい唸りともつぶやきともいう声で息子に話しかける。

何か言いたげだ。が、まだまだ、人として生まれてきて僅か。何が言いたいねん。

孫が、叔父さんのことを好きだということだけは分る。過去世からの続きか。

あーあー、うーうー、などと母音多めだが、その声は甘ったるい。

 

そして、キタキリ先生、先日すっごい本に出会った。

語学好き垂涎の一冊。

 

言葉の謎で、日々頭の中がいっぱいだ。

 

日本語がそもそも中国語の漢字を借りて出来ていた歴史的事実を、多くの人は知っていますね。

 

で、日本語の発音が今の母音5音になったの経緯、物凄いシステマチックに50音が作られた歴史が書かれていて、目からウロコっていうか、長年の謎が解けたよ!

 

そもそも日本語の母音は5音じゃなく、もっと多くて50音によって整理されたの。

でも50音といいながら、45音だけれど。その解説もある。

韓国語は母音が10音、中国語なんて36音母音があるもんね。そら、日本語も昔昔は、もっと母音があったのも納得。

 

そして、日本語とはそもそも仏教と切り離せない言葉だったこと。

50音を作るにあたって、サンスクリット語に音を寄せた事実に感動。

長年の疑問が解けて、いえ~い。

仏教の言葉はサンスクリット語から中国語に翻訳されたにも関わらず、日本語に訳されて、なんでサンスクリット語と音が似てるんだろうと、とっても不思議でした。

日本語がサンスクリット語に寄せていたんだから、そらそうだ。

 

和歌に恋の歌が多いのは、政治的に必須という歴史的事実にも、ああ、納得。

 

山口謠司先生、すげー。

 

うちの息子と孫の関りをみていると、言葉の究極はノンバーンバル、非言語でもいいかな~なんて思うけど、言葉の仕組みがシステマチックになると、それはそれで人生が豊かになるね。

 

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