喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

日本が安い。

日曜日に国際漫画集団コマコミのメンバーとピクニック。

みんなと集まるのは久々。

フランス人Gobet家に二人目の女児が生まれて会いたいと思って日々過ごしていたらあっという間に、7カ月経過、早いね早い。


で、ここんとこの円安。海外メンバーは色々と影響が多い日々。

コロナ前にすでに日本に来るインバウンドの狙いは「安い日本」だった。

もお、10年以上前に、日本じゃランチが1000円でコーヒー・デザートがついて当たり前ってなのは、世界的に見ても、とても安いと友人から聞いていた。そうだろな、そうだよ。

 

でだ、この円安。もおおお。

 

お世話になっている大物スポーツライターさんの話。

彼の友人がアメリカで後輩5人にハンバーガーと飲み物を奢ったら、会計2万円也、って!

いや、今のアメリカじゃ、ラーメン一杯3000円って普通。ハンバーガーと飲み物ひとり3000円は普通。

で、5人にハンバーガーと飲み物を奢ってひとり3000円以上。ポテトなんか付けて自分の分もオーダーしたら、そら、2万円超えるね。

 

大物ライターさんは大谷翔平様を取材に行って、アメリカ高い高い、って帰ってきた。

 

でさ、国際集団コマコミの皆様のご実家は海外。

向こうから友人や親族が来る分には「日本安い!」ってめっちゃ喜んでくれる。

でも、こちらから行く場合は高くて高くて、気軽に帰れない!

もお、ヨーロッパもアジアも、日本だけが安いのです。

 

台湾のTimさんは「友だちが遊びに来たとき日本安いって、めっちゃ喜んでました」と言ってました。

 

ワタクシの友人のエリちゃんがアメリカから帰省した5月も「日本安いね~」ってめっちゃ喜んでいたよ。そらそうだ。

 

でだ、色々奢って貰ったよ。いいよいいよ、って言うんだけど、奢ってくれる友人がなんだか申し訳さなそうにするので、もお、そこは今、懐が温かい海外から来た友人の言葉に甘えて、奢ってもらった。

 

おいおい、死んだ30年。賃金がほとんど上がらないどころかますます貧しい我が国。

で、日本に暮らす外国人たちも故郷に帰省することに躊躇する日々。

 

 

でだ、本日、所用で久々の神保町。

矢口書店に引き籠りたい欲望を押しやって、目的地目指して歩く。

時刻は12時ちょっと過ぎ。

神保町界隈は学生さんやサラリーマンがランチを求めてごった返していても、お行儀よく川のようにスムーズに流れて行くのがワタクシの感覚だと通常。

だが、歩きにくい、すんげー歩きにくい。立ち止まる人々がものすごく多い。

で、立ち止まって歩行の流れを止める人々の会話に耳をやると、英語、中国語、韓国語。

インバウンド、海外の観光客、何ほど多い。

 

小学館も集英社もあるよ、神保町。漫画・アニメオタクの聖地は秋葉原だったけど、ここ近年、オタクはもっとコアになったと聞いた。だが、神保町界隈の古書店はもっともっとコア。

浮世絵を扱っている山田書店の前で体格の大きい海外の人がなんか、めっちゃ嬉しそうにはしゃいでいる。オタクだな。

 

良い物見つけて帰ってね。日本にお金を落として帰ってね。

日本人は高くて買えないから。とほほ。

 

あー、円安、なんとかなんないか。

ってか、日本人の所得安い。安すぎる。

 

 

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