喜多桐スズメのニューおろおろ日記

漫画家・イラストレーター喜多桐スズメの日々雑記

私の顔はどこへ向かうのか。

家族でお出かけした際、娘が「久しぶりに家族でプリクラ撮ろうよ」って、言うので、みんなで撮りましたよ、プリクラ。

 

10年振りぐらいじゃないか?プリクラ。

 

で、10年も経つと、凄いね、さらに進化してるよプリクラ。

撮影された全員がなんの操作もなしにアンチエイジング!

しかも!来年還暦の夫も、私も、20歳の息子も26歳の娘もみーんな、同じ顔!

 

f:id:suzume-kitakiri:20211110192235j:plain

おめめぱっちり、皺なしの唇つやつや!

26歳の娘が一番オリジナルに近い画像だ。

息子も髭ボーボーの夫もなんだ、どこの星の住人だ?

 

髪型と服装以外、目鼻口に関しては位置情報だけしかオリジナルが残っていない。

 

昔、プリクラ画像のアンチエイジングぶりに驚き、仲の良かった女流作家さんに「著者近影プリクラでいいんじゃない?」って、半ば冗談で提案したことがある。

 

「とっくに、プリクラ画像使ってる」って答えが返ってきて、たまげた。

カメラマンさんに撮ってもらった姿が気に入らなくて、プリクラだと言った。

著者近影なぞ、所詮4×5ぐらいのサイズだ、読者にはわかりゃーせんって。

そら、そうだな。

 

確かに、確かに、自分の姿は少しでも若々しく写真に写りたいといつも思ってる。

日々、老化していく自分と戦ってる。

だから写真が少しでも素敵だと、相当テンション上がる。

 

だが、このやりすぎプリクラ画像には眩暈がした。

久々に我に返った。

若々しい姿で映ることが喜びか?などと、自問自答。

わかんない。でも、よれよれのシワシワが写るのも嫌だなぁ。

 

皺ナシのつるつるに映るのもやだ、皺しわのよれよれに映るのもやだな。

って、じゃあ、どうしたいんだろうね。

 

わかんないね。

答えが出なくても、日々流れて行くね。

 

今年の母の日に息子が顔面の筋肉を鍛えるマシーンを買ってくれたので、鍛えてる。

ありがとう、息子。

君はなぜ、母の痒い所に手が届くことをしてくれるんだ。

 

日々、往生際の悪いワタクシ。

やっぱ、顔も身体も最後の砦は、筋力かな。

 

f:id:suzume-kitakiri:20211110194448j:plain

☟10年前もプリクラのこと書いてるよ。

www.suzume-kitakiri.com

 

☟顔出し嫌ですって記事。

www.suzume-kitakiri.com