家族でお出かけした際、娘が「久しぶりに家族でプリクラ撮ろうよ」って、言うので、みんなで撮りましたよ、プリクラ。
10年振りぐらいじゃないか?プリクラ。
で、10年も経つと、凄いね、さらに進化してるよプリクラ。
撮影された全員がなんの操作もなしにアンチエイジング!
しかも!来年還暦の夫も、私も、20歳の息子も26歳の娘もみーんな、同じ顔!
おめめぱっちり、皺なしの唇つやつや!
26歳の娘が一番オリジナルに近い画像だ。
息子も髭ボーボーの夫もなんだ、どこの星の住人だ?
髪型と服装以外、目鼻口に関しては位置情報だけしかオリジナルが残っていない。
昔、プリクラ画像のアンチエイジングぶりに驚き、仲の良かった女流作家さんに「著者近影プリクラでいいんじゃない?」って、半ば冗談で提案したことがある。
「とっくに、プリクラ画像使ってる」って答えが返ってきて、たまげた。
カメラマンさんに撮ってもらった姿が気に入らなくて、プリクラだと言った。
著者近影なぞ、所詮4×5ぐらいのサイズだ、読者にはわかりゃーせんって。
そら、そうだな。
確かに、確かに、自分の姿は少しでも若々しく写真に写りたいといつも思ってる。
日々、老化していく自分と戦ってる。
だから写真が少しでも素敵だと、相当テンション上がる。
だが、このやりすぎプリクラ画像には眩暈がした。
久々に我に返った。
若々しい姿で映ることが喜びか?などと、自問自答。
わかんない。でも、よれよれのシワシワが写るのも嫌だなぁ。
皺ナシのつるつるに映るのもやだ、皺しわのよれよれに映るのもやだな。
って、じゃあ、どうしたいんだろうね。
わかんないね。
答えが出なくても、日々流れて行くね。
今年の母の日に息子が顔面の筋肉を鍛えるマシーンを買ってくれたので、鍛えてる。
ありがとう、息子。
君はなぜ、母の痒い所に手が届くことをしてくれるんだ。
日々、往生際の悪いワタクシ。
やっぱ、顔も身体も最後の砦は、筋力かな。
☟10年前もプリクラのこと書いてるよ。
☟顔出し嫌ですって記事。